海自はスパイの目標2007年03月31日 00:09

 先日海上自衛隊の隊員が護衛艦のレーダーのデータなどを記録したフロッピーディスクを自宅に持ち出していたことが判った。それも奥さんの中国人が入管難民法違反だった容疑で調べられて。

 以前、上海領事館の職員がワナにはめられて自殺に追い込まれた事件や海上自衛隊の隊員が自衛隊の内部資料を不正コピーして持ち出したことが発覚する事件などがあった。色仕掛けで懐柔し、機密情報を引き出す「ハニー・トラップ」は、諜報(ちょうほう)関係者の間では基本的な手法の1つだそうだ。
 そのとき元公安調査庁第2部部長の菅沼光弘氏は「海自は友好国であろうと敵対国であろうと周辺諸国から狙われている。その一方で隊員は防諜(ぼうちょう)の自覚がない。だから簡単に引っかかってしまう。これは氷山の一角で、同様の事例はもっとたくさんあると思う」と推測している。

 これを裏付けるようにオーストラリアに亡命した在シドニー中国総領事館の一等書記官だった陳用林氏は本人も工作員だったことを明らかにした上、中国のスパイ活動は反政府分子の監視にとどまらない。各国の最先端技術を盗む「産業スパイ活動」も横行しているという。その中に「軍事機密が標的」のスパイもいるという事だろう。
 実際の活動には現地での情報提供者「エージェント」の勧誘が重要になる。そのためには中国に対する愛国心とお金、場合によっては女性を使って性的な関係を作って取り込んでいくらしい。

 米国は中国の急速な軍近代化に懸念を深める一方、先端軍事技術などを狙った中国のスパイ活動にも警戒を強めている。米政府の防諜(ぼうちょう)部門の責任者であるナショナル・カウンターインテリジェンス・エグゼクティブのミシェル・バン・クリーブ氏によれば「中国スパイは偽装会社を活用するのが上手なほか、米国の軍事機密をターゲットにした非常に能力の高い情報機関を持っている」そうだ。

 これに比べスパイ防止法もなく防諜(ぼうちょう)の自覚も無い日本はスパイにとっては天国のような国。米国の取り締まり強化を受けて矛先が日本に向いたようだ。

 今中国にとって一番欲しい情報は米国の海軍機密。それが日本では間接的だが簡単に手に入る。中国だけではなく勿論北朝鮮にも!金と女につられて日本(間接的に米国)を売る。これでいいのか自衛隊!?