タミフルVS風邪薬2007年03月23日 02:12

 「タミフル」の薬害が問題になっているということで薬害について調べてみた。そこで気になることが目についた。まずインフルエンザにかかった時、風邪薬を飲んだ時には小児ではアセトアミノフェン以外の解熱剤(非ステロイド抗炎症剤:アスピリン、メフェナム酸、ジクロフェナックなど)を使うと脳障害や重篤な全身症状で生命の危険すら生じる場合があり、死亡率が著しく高くなるそうです(ライ症候群などと呼ばれている)。15歳以上でも影響がない訳ではなく、インフルエンザに脳炎・脳症を併発した場合、それを悪化させる可能性があるらしい。また総合感冒薬には、鎮痛解熱剤以外にも、咳止め、痰の切れをよくする薬、鼻水を止める薬(抗ヒスタミン剤)が含まれており、これらも急性ウイルス性熱性呼吸器疾患にはかえって害になるそうだ。
したがって小児ではアセトアミノフェン(商品名:アンヒバ座薬、アルビニー座薬、カロナールなど)以外は、厳重に慎むべきで、水分・電解質、栄養の補給と物理的に冷やして安静にすることが最大の治療ということです。

 私が気になった事というのは今まで「タミフル」の副作用と見られていたのは、これらの風邪薬や解熱剤や総合感冒薬の影響もあったのではないか?ということである。
 インフルエンザといっても素人には風邪との区別はつかない、熱やセキが出た場合は、医者に行くよりまず薬を飲む。それで駄目なら初めて医者に行く。その時には「タミフル」が原因でなく他の風邪薬で脳障害を起こしている可能性もある。
 これからは風邪と思っても安易に薬を飲むのではなく医者に行くか、水分・電解質、栄養の補給と物理的に冷やして安静にしておくほうがよさそうだ。(ただし、下痢・嘔吐があるときには緑茶、柑橘類のジュース、炭酸飲料水など刺激性のあるものは、症状を悪化させやすいので避けたほうが良いそうだ)
 また「タミフル」や「リレンザ」は発症後48時間以内に服用しないと効果がないし、死亡や重症肺炎を防ぐ効果まではなく、病気の経過を短縮するしかない。どうしても飲まなければいけないという薬でもない。
 ただワクチンと併用では、薬剤の効果が強まり(相乗作用がある)、翌日に解熱する割合が増加するそうですが。
 熱やセキがでた時、私は薬は飲まずとりあえず玉子焼酎を飲んで寝る事にします。