「七子八珍」に挑戦?2007年03月05日 01:14

 青森県では「七子八珍」のブランド化に取り組んでいるそうだ。「七子八珍」とは青森県の魚介類(七子、八珍、堂々九品、隠れ十品)の総称。この内「七子」とはコノコ(なまこの卵巣)、タコノコ(たこの卵巣で海藤花(カイトウゲ)とも呼ぶ)、ホタテノコ(帆立貝の貝柱の外側にある生殖巣で白系は精巣、赤系が卵巣、赤白まだらは雄雌同体)、スジコ(鮭の子・・ほぐしたのがイクラ)、マシラコ(マダラの精子が体内で固まったものでタツとも呼ばれる)、ブリコ(ハタハタの子)、タラコ(マダラの子)を指し、「八珍」とはクリガニ、ガサエビ(シャコ)、ナマコ、ウニ、フジツボ、シラウオ、サメ、ホヤ を指す。この内で私が食べたことがあるのは「七子」ではコノコ、タコノコ、スジコ、マシラコ、ブリコ、タラコです。ホタテノコは意識したことはありませんが貝柱や貝紐と区別せずに一緒に食べているはずです。(今後は気をつけてみましょう!)私はこの中では普通ですがスジコやタラコが大好きです。同じものでもスジコはイクラと違った食感が好きです。塩漬けはお茶漬けに最高ですよ。タラコも辛子明太が最高ですね。
 「八珍」ではシャコ、ナマコ、ウニ、シラウオ、ホヤは食べたことがあります。シャコは寿司として食べるのが旨い、塩茹でも旨いが少し淡白で物足りないかもしれない。シラウオは卵とじや少し残酷ですが踊り食いなどが春らしくて良い。(シラウオにはしらうお科とはぜ科の2種類があるそうですが食べる分にはあまり関係ないかな)ホヤは外見から海のパイナップルと呼ばれていますが皮をむいた中味はマンゴを開いた果肉に良く似ている。味はほろ苦い海の味というところでしょうか、少し潮っぽいですね。
 クリガニとフジツボとサメは食べたことがありません。クリガニは一見ケガニ(ケガニは正式にはクリガニ科オオクリガニと呼ぶそうで、似ていて当然かな)に似ているそうですがケガニに比べ殻が固く肉量が少なくカニ味噌もイマイチのようです。地元の人は花見時期には欠かせない代物として「花見ガニ」とも呼んで珍重しているそうです。いつか食べたケガニは安かったが身がほとんど詰まっていなかった。ひょっとしたらクリガニだったかも知れませんね?フジツボは海岸の岩によくくっついている富士山に似た小さな貝のようなものですが食用物はかなり大きく、貝ではなくカニやエビの仲間で甲殻類ということです。最近は外国産のものも出回っているようですが一度くらいは食べてもいいかな。サメについてはあぶらざめ(あぶらつのざめ)と呼ばれる中型のサメで新しい内は刺身などがおいしいということです。(酢味噌で食べたような気もします。あれはエイだったかな?)
 ところであなたはいくつ食べたことがありますか?旨い、まずいは全て主観の問題。あなたにとっての旨いものを見つけましょう。さーてと、私はフジツボ、フジツボ!でも本当に旨いのはご当地で食べた時だけどね。いずれ青森に行くとしてとりあえずお魚屋さんへGo!