「一生勉強」の大先輩2007年03月28日 01:04

 私は座右の銘として相田みつを氏の「一生勉強、一生青春」を大切にしているが、それを実践されている大先輩がいらっしゃった。
 その方は87歳の原田義道さん。

 原田さんは1932年に岐阜市の尋常高等小学校を卒業。経済的事情で進学できず、家業の材木の仲介販売を手伝った。日中戦争で徴兵され、戦地に赴いた。58年に上京して建設会社に勤め、96年に退職した。

 そして「若いころ学べなかった分を取り戻したい」と76歳で八王子市立第五中学の夜間学級に入学。その後、都立立川高校の定時制課程で学び、83歳で明星大学(東京都日野市)の経済学部の推薦入試に合格した。そして87歳の春、無事大学を卒業し、4月には同大大学院経済学研究科に進学する。

 原田さんは「新しいことを学ぶのは楽しくてしょうがない」と勉学への意欲は旺盛で「今、地域の商店街が寂れているので、活性化につながる方策を勉強してみたい。一生学び、視野を広げていきたい」と抱負を語った。

 これぞ、「一生勉強、一生青春」のお手本ではないだろうか。私も負けず原田さんに続くぞ!