民主党小沢代表辞任2007年11月04日 22:50

 えっ!民主党の小沢代表が辞任した。理由はけじめをつけるためということで具体的には
 1、福田総理が重要政策を実現するために連立政権を作りたいと要請するとともに、安全保障政策について、極めて重大な政策転換を決断した。それは、「国際平和協力に関する自衛隊の海外派遣は、国連安保理、もしくは国連総会の決議によって設立、あるいは認められた国連の活動に参加することに限る。したがって特定の国の軍事作戦については、わが国は支援活動をしない。」「新テロ特措法案は、できれば通してほしいが、両党が連立し、新しい協力態勢を確立することを最優先と考えているので、連立が成立するならば、あえてこの法案の成立にこだわることはしない。」との確約だった。これは「国際平和協力の原則(恒久法)」を確立するもので、「政策協議を開始するに値する」と判断した。
 2、民主党は選挙時のマニュフェストに基づき国民に約束した法案を参議院に提出しているものの衆議院ではねられ、成立するまでに至っていない。そこで「政策協議」を行なえば、その中で国民との約束が可能になると考えた。
 3、民主党は政権交代を目指して全力を挙げてきたが、まだ力量不足で国民の評価も政権交代までは望んでいない。ここで「政策協議」を行なうことで民主党の政策を実現させ、国民の理解を得ていくことが政権交代への近道でありまたそれが将来二大政党制の実現を確実に出来ると判断した。
 4、以上の考えで民主党役員会に臨んだが、残念ながら認められなかった。(役員には一人の賛成者もいなかった)それは私が役員から不信任を受けたと考えられるし、また党首会談で誠実に対応してもらった福田総理に対しても、党首としてケジメをつける必要があると判断した。

 福田首相が大連立や中選挙区制度の復活などを提言したことにもびっくりしたが。それ以上に小沢氏の辞任にもびっくりしている。さらに、福田首相の「新テロ対策特別措置法案」の成立を固守しないという密約にもびっくりである。党首の公開討論をせず、裏ではこのような密約が交わされていたのですね。これに際して公明党の中に疑心暗鬼の風が吹いていた。なぜならば大連立構想が実現すれば公明党の立場は自民党と民主党の陰でかすんでしまう。そこでまた陰の立役者、森喜朗元首相が登場して、首相に「公明党との連立維持」「大連立構想に乗らない」「早期解散に応じない」の3条件を守るよう提言していたそうだ。政府与党は今国会を12月中旬まで延期する予定。「新テロ対策特別措置法案」も参院で審議が遅れなければ今国会で成立する可能性があった。しかし小沢氏辞任の後、新執行部がどのような判断をするのかで微妙になりそうだ。しかし私たちは法案の成立よりも守屋氏の問題追及がうやむやにならないように注目していかねばならないのでは。また政府にとって「新テロ対策特別措置法案」は大切かも知れないが私たちにとってはガソリンや食料の価格安定はもっと大切!

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_ 徒然えふぇくとーTSUREZURE Effectー - 2007年11月05日 01:51

全くどういうわけかわからない。突然の小沢党首の辞任。正確には辞任の申し入れだけでまだ受理されていないから、未だ、小沢氏は民主党の党首ではある。
とはいえ、民主党に政権担当能力があるのか疑問とか、衆院選での勝利は難しいとか言い出した人に党首を任せられないで....