気をつけろ日本孤立化2007年03月07日 00:00

 いよいよ日朝の国交正常化作業部会が7日から始まることになる。7日には拉致問題、8日には国交正常化についての議題で行なわれる。
 これに先立ち5日より米朝国交正常化の作業部会が行なわれる。この中で重要課題となる米国の北朝鮮の「テロ支援国家」指定解除は安倍晋三首相によれば拉致問題解決が条件になるとの考えを示し、そのうえで「チェイニー副大統領にも申し上げた。米国も同盟国として当然、日本の立場を理解してくれている」と、日米の連携を強調した。
 しかしながら米政府が日本人拉致問題の解決を指定解除の明確な前提条件にはしていないことが分かり同問題を巡る日米間の温度差が鮮明になった。
 米政府高官によれば「同問題では米国の立場はまだ決まっていない。まず、北朝鮮の指定を解除するかどうか米政府の内部検討プロセスを経ねばならない。拉致問題が解決しなければ指定解除しないというのは米政府の立場ではない」と語った。一方で、テロ支援国家指定解除の判断にあたり、70年の日航機「よど号」ハイジャック事件や87年の大韓航空機爆破事件、拉致問題の進展が「重要な判断材料」になると説明した。

 この問題、米国が拉致問題抜きで北朝鮮の「テロ支援国家」指定解除をした場合、日本はどのような対応を迫られるのか?他の5カ国と歩調をあわせて北朝鮮を援助するのかそれとも独自の路線を歩んで孤立するのか正念場を迎えそうだ。
 アメリカの本音は利権の少ない北朝鮮問題に早くけりをつけてイラクやイランに専念したいと見えるが、ドーナンデショウ?そうなれば北朝鮮孤立化ではなくて日本孤立化に変わってしまうが!?