海賊(3)2008年11月21日 21:34

後期倭寇の起りは

室町幕府内で
細川氏と大内氏がそれぞれ
勘合貿易の利権を争い
寧波争貢事件でぶつかり
これが原因で勘合貿易が
途絶え密貿易が盛んになった

さらに応仁の乱により
中央政権が混乱したため
その勢力が拡大していった

この時主役を務めたのが
後期倭寇と呼ばれている

この倭寇の構成は中国人が
大半だったが一部の日本人
が頭や戦闘員となっていた

他にも明国が制定した
海禁政策をすり抜ける為
中国や朝鮮の商人が
日本人に成りすました者も
多かったそうだ(偽倭)

また倭寇は沿岸の有力者
と手を結び、ポルトガルや
スペイン、博多商人などと
密貿易を行い勢力を
強めていった

明国はたびたび倭寇征伐を
行ったが失敗していた。
ついに頭目の王直を処刑し、
それに伴い弱体化した倭寇
をとうとう鎮圧した。

その後、明国は海禁政策を
緩和し東南アジア諸国や
ポルトガルとの交易を許した。
これにより密貿易が減少し
倭寇の勢力はますます
衰えた。
日本については倭寇の
元凶であるとの疑いから
許可しなかったため
密貿易が継続したが
これも豊臣秀吉の出した
倭寇取締令により
沈静化していった