祇園祭とともに夏2006年07月19日 13:10

 いゃー、奇跡が起きました。1ヶ月前に受験した試験に合格しました。で、何に合格したのですって。それはひ・み・つ・なーんてね。その内書くかもしれません。長い間チャレンジしていたので合格してもいまさらという感じでそれほど感動もしませんでした。おいおい湧いてくるかもしれませんが。
 ところで、街は祇園祭や山笠などで賑わしい。祇園祭の起こりは平安時代初期869年に行われた「祇園御霊会」が起源のようだ。当時京都で流行していた疫病はこの世に恨みを残した怨霊のたたりと考えられていた。そこで怨霊の祟りを鎮めるため神仏に祈りをささげながら市中を練り歩いた。その中でも日本三大祭りで有名な京都の八坂神社の牛頭天皇(ごづてんのう・天王とも呼ぶ)はインド渡りの神様で疫病に霊験あらたかと信仰された。11世紀になると山や鉾などの山車が登場した。この天飾りの鉾や松(山には松が飾られる)は怨霊を吸い込むとされている。牛頭天皇は薬師如来を本地仏とし、神道における素盞鳴命(すさのうのみこと)と同体とされインドでは祇園精舎の守護神より日本ではこの神を祭った場所を祇園と呼んだ。しかし明治になって神道重視と天皇を名乗るのは不敬との事より牛頭天皇はその名前が消され素盞鳴命(すさのうのみこと)が祭神となっていった。
 今では、全国の八坂神社をはじめ、須賀神社など素盞鳴命(あるいは牛頭天皇)が祭神の神社では山車をともなった祇園祭が繰り広げられる。あの祇園囃子を聞くたびにああ夏だなと感じる。今年も暑い夏がやって来た。