無事、帰って来ました2006年07月12日 00:48

 台風にも遭わず、無事帰ってきました。どこに行ったって?中国でございます。北京と蘇州、上海の三都市とその周辺の観光。一番の狙いは万里の長城と上海の夜景。
 最初の泊まりは北京、青島経由でいったもので同じ飛行機の利用ながら検査を2回受ける経験をしました。(青島が中国での入国検査、さらに北京への国内移動検査)。ホテルをチェクイン後中華料理店へお目当ては北京ダック。包む皮が少し厚めで私の好みでいえばもう少し薄いほうが。紹興酒とビールで少々ほろ酔い加減。(ビールはほぼどこでも20元≒300円、紹興酒は180元)。その後少し外出しましたが、皆家の前に縁台やテーブルを出して夕涼みや食事をしており、男性は上半身裸やランニング姿を多く見かけました。クーラーや扇風機などが無い家が多く外で涼をとっているのでしょうか?
 北京は人口1400万人の中国の首都、今オリンピックの準備でおおわらわです。翌日は天安門広場から故宮を巡り、万里の長城へ向かいました。故宮は昔の皇帝の居城で紫禁城ともいい多くの龍の彫刻で飾られていました。龍は皇帝の象徴で細長いことより長生きも祈念している。(本来龍は5本爪で4本は別の動物とされた、従って皇帝以外は皆4本爪の龍を使った。)龍のほかにも部屋の守りとしての虎、外の守りとしての獅子(日本の狛犬の原型とされており、色々な種類が見られるが正面から見て右がオスで左がメス、オスは世界や権力を象徴する玉を抑えており、メスは子獅子を押さえたり、抱いたりしている)、縁起の良い馬(うまくいく)が好まれて用いられている。縁起の良い数字として5と9が尊重され柱も10本が多い(柱の間を部屋とすると9部屋となる)。地面は3メートル近くのレンガで覆われている。(暗殺を恐れた皇帝が穴が掘れないように敷き詰めたといわれている)故宮の工事用の塀に抗日運動のパネルなどが展示されており、日本人が敵視されているのだなと思い、少々寂しい思いをしました。また地下の連絡通路にはホームレスが寝ていましたが、別に取り締まりも行われていませんでした。
 万里の長城は生憎の小雨で霞んでおり九十九折の景色は見られませんでしたがそれはそれで幻想的でアリかなと思いました。起伏の激しい通路を片道二十分ほど歩きましたが、自分の体力のなさをおもいしると共に数千年も前、ここを毎日行き来していた守備兵さん達の苦労はいかほどだったかと想いを巡らせました。
 その後、寝台列車で蘇州に向かいました。この続きはまた。