ミサイルの残した教訓2006年07月06日 09:44

 いゃー、昨日の北朝鮮の7発のシュート、驚いたね。お陰でワールドカップがどっかへ吹っ飛んじゃったよ。フランスとイタリアが決勝進出というのにね。
 ところで、まだ後何発か打つ予定もあるとか。こうなると各地に配属されているミサイル発射部隊がそれぞれ実際にミサイルを打つ訓練をしているとしか思えない。
 昨日のミサイルが発射されたのは3:32、4:00、4:59、7:13、7:31、8:17、17:22の七回。
 これに対して日本の対応はというと、3:52「緊急警報発令」、8:53国土交通省が船舶や航空機に対して警戒警報を発令。内閣は20分後に反応しているのに、実際面ではさらに5時間後にしか機能していない。しかも各自治体は何ら対応していない。
 現在、日本の持つ迎撃体制は航空機に対する迎撃ミサイルパトリオットの配備だけであって、ミサイル迎撃用のパトリオット3の配備はない、イージス艦は4隻持っているがいずれもパトリオット3は搭載していない。すなわち、ミサイル攻撃に対しては無防備と言っても良い。後はアメリカに頼るしかないが今回に限ってはアメリカの迎撃体制は間に合っていない。ただ、その後の報復攻撃の可能性を持つのみである。日本がもし独自にディフェンス・ミサイルシステムを構築するにしても後5年はかかるといわれている。
非常時に対応して「国民保護法」なる法案が成立はしているがまだ各自治体に徹底しておらず絵に描いたもち状態である。
 日本人のほとんどは、安保反対と唱えながらも自国防衛を何かしらアメリカ軍に頼っているところがある。(経費的に安いという考え方もある)この際、アメリカ軍に頼るだけでなく自衛隊だけに任せるのではなく国民一人一人が自国防衛についてできることを考えなければならない時がきたのでは。(もちろんそんな必要はないという意見も含めて)日本は他国の属国ではなく立派な独立国家なのだから。自分のことは自分で守りましょう。