七草粥2007年01月07日 10:53

 今日の朝ごはんは七草粥でした。粥といってもゆるゆるではなく、けっこうしっかりとした固さにしました。お粥にあらかじめ塩茹でにした七草をトッピングして塩を小量振りかけてかき混ぜながら食べました。大根のさくさくした歯ざわりとはこべら等の草っぽい味が口の中に広がります。一杯目はなぜかウサギにでもなったような気がしましたが二杯目ではそれもなくおいしくいただけました。これで無事七草も終了です。
 次は11日の鏡開きですが、お餅も真空パック入りのもの。昔と違ってひび割れもカビもなく扱いやすいのですが切るしかなくなぜか情緒が・・・。本来「鏡開き」とは新年の行事の一つで大正月の終わり、仕事始めを意味する日で最初は20日頃だったそうですが江戸の初め幕府が武家の具足開きの日を11日としたことより11日となりました。「鏡」には円満という意味があり「開く」は末広がりを意味し新たな出発や区切りに際し、健康や幸福などを祈願しその成就を願うというとても縁起の良い行事です。鏡餅は鏡を表し、「開く」を使ったのは「切る」や「割る」が不吉とされたからです。従って鏡餅は包丁で切ってはいけません、手で割るか木槌で壊さなければなりません。今は切るしか仕方ありませんが・・・。余談ですがお酒の樽の場合も「鏡開き」というのが本当でくれぐれも「鏡割り」といわないように。(酒樽の上蓋を鏡と呼ぶそうです。)
 便利になれば本来の主旨と異なり失うものも多くなり仕方ないとは思いますが年初の行事だけは行っていこうと思います。さぁてと、ぜんざいにしょうか黄な粉餅にしようか?(あっ、よだれが・・・)