テレビ局の良心とは?2007年01月30日 09:38

 「発掘!あるある大事典2」のねつ造問題が単に「納豆ダイエット」に止まらず「レタスで快眠」や「あずきで脳が活性化」「みそ汁ダイエット」まで及んできた。放送局であるフジテレビの村上社長は「放送したテレビ局として視聴者の信頼を裏切り、放送界全体に不信を招いたことを深くおわびする」と謝罪した。社外の調査委員会で全放送分を調査・検証し3月中旬をめどにその検証結果を番組で放送することや外部プロダクションに制作委託した番組内容のチェック体制強化など、再発防止策を明らかにした。
 これに伴い、大手書店では前身の番組「発掘!あるある大事典」の番組内容を納めた単行本(全6巻)を自主撤去し始めた。
 この事件を見て、いかに信用が大切かが良く判る。今まで放送された全てがねつ造ではないだろうがその中に一つでも嘘があると全てが信じられなくなる。私たちに安全な健康維持やダイエットのきっかけを作ってくれ、社会的良心と思われていた番組が嘘で固められた番組であったらどうなんでしょう。他の報道番組までほんとはやらせじゃないのとまで思ってしまう。
 一度失墜した信用はなかなか取り戻せない。テレビ局は利益を追求する企業には間違いないがそこに公器であるという自負を忘れてしまえば存在の意味は無くなる。一番組の欠陥だと楽観せず全局的に襟を正して欲しい。