彩色兵馬俑2007年01月20日 20:37

 今日、北九州いのちの旅博物館に「始皇帝と彩色兵馬俑展」を見に行った。以前中国旅行の際に日程の関係で断念していた西安での兵馬俑との対面が日本で出来ると喜んで出かけた。実際には始皇帝の兵馬俑は10体未満だったが、他にも前漢時代の兵馬俑も展示してあった。前漢時代の兵馬俑は実物の3分の1程度でしかも胴体のみだった。実際には胴体と足は陶器で作り、それに木彫りの腕をつけ、布の服を着せていたそうだが全て朽ち果て頭と胴と足だけのズドーンとした棒状の塊であった。それに比較して始皇帝の兵馬俑は手もしっかりついており大きさは実物大、手相まで刻まれる念のいりよう、芸術的にも高度な出来であった。しかも今回はそれに彩色されたものも展示されていた。数千体の色鮮やかな兵馬俑が並んだ様はいかようであっただろうか。想像するだけでもそのスケールの大きさに胸が躍る。今は色もなく静かに佇むだけであろうが一度実際の兵馬俑を訪ねたいとの思いを新たにした。
 常設館では、恐竜のレプリカが展示されておりその大きさに感激した。また好きな鉱物標本も展示されており、有意義な一日になりました。