冬至(とうじ)のリハーサル2005年11月21日 11:37

 先日、大分に行ったときにお土産として柚子(ゆず)を買ってきた。

 5個のうち2個は料理用にとっておき3個を柚子湯で使ってみた。
 3回くらい使うつもりで丸のまま入れてみたがほとんど香りもたたなかった。そこで1個だけ二つ切りで入れてみると柚子特有の甘酸っぱいさわやかな香りがほのかに漂ってきた。
 風呂上りもポカポカで肌もつるつるになった。

 そういえば柚子湯って冬至に入るんだって思い出した。

 冬至は24節気の一つで12月の22日頃およびこの日から小寒までの間をいう。

 一年中で昼が一番短く。逆にここからは昼が長くなる一方。
 ということから開運のはじめの日とも言われる。

 また寒くなると風邪を引きやすくなることから風邪封じの儀式をする日ともいわれる。
 なぜこの日が儀式の日かというと冬至は湯治(お湯に入って体の悪いところを治す)につながるという江戸っ子の洒落からきている。
 柚子も「融通が利く(何事もとどこうらない)」のひっかけ。

 この日はかぼちゃや小豆粥やこんにゃくをたべて柚子湯に入るのが一般的。

 かぼちゃは保存がきくため冬のこの時期貴重な栄養源。
 また冬至に「ん」の二つつくものを食べると幸運につながるといういいつたえがある。
 冬至の7「ん」。なんきん(かぼちゃ)、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)。

 小豆粥は中国の風習からで赤い食べ物は災厄を祓うことから。

 こんにゃくは昔から「胃のほうき、腸の砂おろし」といわれ特に男子には「O玉の砂おろし」に効果が大きいといわれている。
 一年の最後の時期に家の大掃除だけでなく砂という体内に溜まった毒素を大掃除するためだと。

 昔はかぼちゃもこんにゃくも貴重品でめったに食べられなかった。

 柚子は5~6個を輪切りにしたり2つ、4つ切りにしたものを布袋に入れてお湯につけるのがいいらしい。

 確かに今回は少なかった。
 本番ではケチらずに数字にこだわって7個か8個を使おう。
 また柚子湯とともに「かぼちゃ」と「にんじん」と「れんこん」と「こんにゃく」の煮しめを食べよう。

 健康と開運を願って。

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