雷!すごかった。2005年11月27日 14:04

 いやー、びっくりしたね。昨晩11時半ごろ、近くに雷が落ちたらしく我が家のテレビが急に砂嵐状態。

 こりゃアンテナに落ちたなと思って、火災保険「落雷による損害は、家(屋根)や家への付属物(アンテナ、ケーブル)は建物の損害保険で、テレビの損害は家財の損害保険で支払われる」の請求をしなければ、明日は電気屋さんに出かけなければと思っていた。
 念のため今朝テレビを点けたらなおっていた。おそらく近くの高層マンションのアンテナに落ちたんだろう(電波障害防止用アンテナがある)。やれやれ。
 
 ところで、雷って怖いけど良く判っていなかった。そこでいつもながらの好奇心。調べました。

 雷は雷雲(積乱雲、入道雲)の中でプラス、マイナスの帯電が生じ雲の中や雲同士で放電しあっていたものが地表に向かって激しく放たれたものが落雷。

 雷雲は太陽熱が強いほどできやすく、夏場に集中的に発生するが、冬場でも日本海沿岸ではよく見られ、そのエネルギーは夏場に比べてとても大きくなることがあるので年間を通じての注意が必要。

 雷の電圧は約1億ボルト(家庭の100万倍)で一回に放出されるエネルギー量は最大で一般家庭の50日分。
 雷による死者は1954~99年にかけて836人、後半の10年では年間平均約4名。確率的には非常に小さい。かといって死にたくない。そこで。

1) 原則
 ・雷の注意報が出ているときは外出を差し控える。 
参考 http://www.weather-service.co.jp/Public/cts0004/weather/city_frame.html
 ・空が少しでもゴロゴロ鳴り出したら注意をする。
 ・AMラジオを携帯し音の変化に気をつける。
 (AMラジオは雲の中で放電が起こるとガリガリというノイズ音が出る)

2) 落雷から身を守る方法
   (日本大気電気学会編に補記)
 ・自動車、バス、列車、鉄筋コンクリートの建物の内部は安全。ただし、二輪や自転車は車中でないので危険。また車の中は安全でも運転は雷鳴や稲光でハンドル操作を誤る恐れがあるのでしないほうがよい。
  鉄筋コンクリートや一般の家の中でも落雷による過電流が電線や電話線を通じて「誘導雷」を起こすときがあるので家電や天井、壁から1メートル以上離れたほうがよい。
  
 ・高い木に落雷があると、木の幹や枝から人体へ雷が飛び移る「側撃」を受けることがあり、大変危険、高い木からはなれること。

 ・高さ30メートル以上の鉄塔や建築物は建物の足元から約30メートル内は安全性が高い。ただし、4メートル以上はなれて(近すぎると側撃の恐れ)姿勢を低くすること。

 ・安全な移動先がないときは高い物体(木でもよい)から4メートル以上離れ、くぼ地があれば入り、なくても、姿勢を低くして(かがむか腹ばい)雷が止むのを待つ。このとき傘はささない!

 ・配電線や送電線は電気を良く通すため、避雷針と同じ効果があるので、配電線や送電線の下は安全。

 ・人が屋外に立っていると、同じ高さの金属像と同じように落雷を受けやすく、金属をはずしても安全にならない。持ち物を体より高く突き出さないように注意。(傘、ゴルフのクラブ、釣竿、虫取り網)レインコートやゴム長靴は雷の高い電圧に対しては絶縁の役目は果たせず、安全とはならない。

 ・海面や砂浜にも落雷はある。海に落雷があると雷電流で感電し気絶しておぼれる危険性があるので早めに海から離れた場所に避難すること。

 ・ゴルフ場の東屋や登山の山小屋も必ずしも安全でない、中にいても柱や壁、天井から離れたほうがよい。(中心でかがんでいる)最近は避雷小屋仕様もある。

 ・家電は基本的に電源プラグを抜いておく。

 ・テレビはアンテナ線のプラグも抜いておく。

 ・パソコンは特に
  1、パソコンやケーブルモデムの電源プラグを抜く。
    (パソコンは必ず終了させてから電源プラグを抜くこと)
  2、LANケーブルを抜く(両端とも)
  3、その他周辺機器の電源プラグを抜く。
  4、万が一にそなえバックアップを取っておく。
  *電化製品すべてですが雷の発生中に電源プラグに触れたりすると、いつ誘導雷を受けるかわかりませんので非常に危険です。事前に行ってください。
  *スイッチ付きタップ(OAタップ)の電源オフでは不十分です。必ず電源プラグを抜いてください。
  *日頃から電源は周辺機器も含め容量が許す限りまとめていた方が楽。

  ちなみに予報では、私は今日明日、雷さんの心配をしないですみそうです。