鳥インフルエンザ活動2006年10月24日 18:07

 一時、なりを潜めていた新型インフルエンザの危険性が静かに広まっている。まだ件数は少ないが昨年末からインドネシアをはじめ中東、欧州、アフリカなどに広がっている。新型インフルエンザとはもともと鳥に感染する高原病性鳥インフルエンザが人間に感染しやすい形に変化するもので、今回発見されたH5N1型グレード2ウイルスは人の細胞にくっつき易い構造に変化していると共に鳥の体温(約42度)より人の体温(約37度)で良く働く構造になっていた。確実ではないがこのグレード2は「フルモデルチェーン」につながり新型インフルエンザになる可能性が高いといわれている。
 これに備え厚生労働省は現在製造・備蓄を進めているグレード1のワクチンに加えグレード2のワクチンの開発にも着手し併せて、今年度中に約1000万人分を備蓄する計画。最近、あまり鳥インフルエンザのうわさを聞いていませんでしたが、深く静かに進行していたのですね。新型インフルエンザにならないように祈ります。皆様もこれから渡り鳥の季節、十分気をつけましょう。