動物アイドル悲喜交交2006年08月29日 17:42

人によっては単なる一匹のアゴヒゲアザラシの死で騒ぐ対象にもならないが、阿南市の人々にとってはアイドルの突然の死ということで衝撃を与えた。 昨年11月に那賀川に現れ、アイドル「ナカちゃん」として全国的に明るい話題を提供するとともに、市民にも癒しを与え、慕われてきた。その功績で阿南市特別名誉市民第一号として表彰もされた。先には護岸ブロックにはさまれその救出劇が話題にもなった。(その後ブロックのすき間に石を詰め再度はさまれることの無いように工事が行なわれた。)地元では、ナカちゃんパンが考案されたり、暑中見舞のスタンプになったり、防犯用のナカちゃん笛やナカちゃん仕掛け花火、ナカちゃんLEDオブジェなどナカちゃんフィーバーは止まることを知らない様相だった。 それが27日、突然死骸として発見された。28日には死骸が打ち上げられた中州に墓標と祭壇が築かれ花やジュースがそなえられ地元のソングライターにより感謝の歌がささげられた。 この騒ぎもいずれ忘れ去られるのであろうか、突然舞い込んできたアイドルの小さな死として。 ところで立ち姿で人気があるレッサーパンダ「風太」とお母さん「チィチィ」の間に双子の赤ちゃんが生まれていたが、巣立ちするまでは非公開とされていた。それが9月1日より一般公開される。(名前は公募するとのこと)これでまた新たなるアイドルの出現となりそうだ。 動物界のアイドルの死と生を同じ時期に知って悲喜こもごもを実感したいわちゃんであった。

「いわちゃんのお店」