郵政造反議員復党か?2006年09月02日 11:36

 小泉首相退陣後、来年の参議院戦を控え、自民党や民主党の暗躍が活発化している。民主党の小沢一郎代表による「郵政造反組」への接触が活発で、7月30日には川上義博衆院議員が民主党に入党、さらに8月22日には、慶應大学OBの親睦という名目で、綿貫民輔国民新党代表や堀内光雄前自民党総務会長とゴルフ大会を行なっている。
 これを警戒してか、9月1日自民党の武部勤幹事長は自民党中国ブロック大会で「昨年はいろいろあったが、大胆な和解も考えに入れながら、日本を確かなものにしていかなければならない」と述べ、次期総裁は「造反組」の復党を進めるべきとの見解を示した。これを受けてか総裁有力候補の安倍晋三官房長官は2日未明の民放番組で、「多くの政策では一緒という声もある。党で考えなければいけないが、総裁としてリーダーシップを発揮することもあり得る」と述べ、「造反組」の復党を検討していく考えを明らかにした。
 これにより9月20日の自民党総裁選、9月22日の臨時国会での新首相選出と続く中で早ければ年内にも復党が認められる可能性がでてきた。
 なお、臨時国会の会期は12月10日ごろまでの80日間程度となる見込みで、先の通常国会で継続審議となった教育基本法改正案や、「共謀罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案などの成立が目玉となる。
 それにしても「造反組」を認めた場合、小泉チュルドレンといわれた新議員さんとギクシャクしないのかね~っ?