いわちゃんのひとりごと

　前にNHKスペシャルで報じられた「ワーキングプア」。働いているのに生活保護水準以下の生活しか出来ない人たち。全世帯の10分の１、１４００万世帯以上いるといわれている。
　かつてのバブル崩壊に端を発したリストラの嵐が社員の解雇と新規社員の採用見合わせを起こし、その陰でパートやアルバイト、派遣社員の採用に傾倒していった。そしてそれがいまも継続している。2005年の統計では非正規雇用は1600万人、労働者の3分の１にあたるといわれる。その中でも２０歳から２４歳までの若者の比率が高く約３２％にのぼる。
　この労働力の中心たる若者が低賃金で働き、しかも技術は身につかず、短期に職場を転々とせざるをえない。
　これでは将来に夢を持つこともかなわず、まして結婚して子供を育てる意欲も湧かないだろう。安倍首相、若者の大半が正社員となり、夢が持て、結婚して子供を育てる環境を作れば少子化の問題もおのずと解決するのでは。
　それにしても「ワーキングプア」「経済格差」「勝ち組・負け組」いずれにしろイヤーな響きだね。