韓国企業の技術防衛2006年03月30日 23:51

 今日の新聞に韓国双竜自動車が「中国合弁工場を断念」との記事が載っていた。これは韓国四位の双竜自動車が筆頭株主の上海汽車(2005年、株式の49%を取得)集団と進めてきた中国合弁工場の建設計画を断念したというもの。
 中国政府は自動車産業の強化を目的として新しい自動車産業政策で、新規メーカーの設立には研究開発拠点とエンジン工場の新設を義務づけている。
 双竜自動車は中国企業の傘下に入ったが「当社は韓国企業であり、技術流出は大きな問題」と研究開発拠点とエンジン工場の建設を計画に盛り込まなかったため許可されなかった。しかし中国市場への本格的な進出は諦めないと別な方法を模索中というもの。
 この記事を読むと、韓国も中国を有力な市場として捉えているが、技術の流失は許さないとの態度が明確にされている。良く知らないが日本企業は中国に対してこのような毅然たる態度をとっているのだろうか?