東証、お疲れちゃん。 ― 2006年03月06日 23:07
先日ミニコミ誌に原稿を書いたが枠が400字だったので書き切れなかった。400字の原稿の内容については発表されてから紹介するとして、それ以外のネットによる株式の取引について書いてみよう。
ネット専業証券5社(イー・トレード、楽天証券、松井証券、マネックス証券、カブコム)の口座数は2月末には320万に達したようで、個人の売買代金の6割弱をこの5社で占める。この内20歳代の売買が活発なことや女性の口座開設ペースが速まっている。昨年の女性の開設口座が全体に占める割合は23%。また携帯電話からの取引も増えており昨年1年で12兆円となる。
ただ若年層や経験の浅い投資家が増えたことは株式相場の価格形成をゆがめる懸念もある。業績や会社の成長性より値動きを優先して売買する投資家も少なくなく、株価が一方向に動きやすくなる一因になっている。
いずれにしろ、ネット専業証券各社はこの急増に対処するため、システムの増強を急いでいる。
これに対して危機感を募らせているのが東京証券取引所。昨年来のシステム不調を改善するため今年の5月中に注文件数の処理能力を900万件から1200万件に増強する。
しかしながら昨年以来、急激に増えたネット取引がどこまで拡大するか予測がつかず、場合いによっては更なる増強を迫られる。当面、この攻防が焦点となるであろう。東証ちゃん、本当にお疲れちゃん。
ネット専業証券5社(イー・トレード、楽天証券、松井証券、マネックス証券、カブコム)の口座数は2月末には320万に達したようで、個人の売買代金の6割弱をこの5社で占める。この内20歳代の売買が活発なことや女性の口座開設ペースが速まっている。昨年の女性の開設口座が全体に占める割合は23%。また携帯電話からの取引も増えており昨年1年で12兆円となる。
ただ若年層や経験の浅い投資家が増えたことは株式相場の価格形成をゆがめる懸念もある。業績や会社の成長性より値動きを優先して売買する投資家も少なくなく、株価が一方向に動きやすくなる一因になっている。
いずれにしろ、ネット専業証券各社はこの急増に対処するため、システムの増強を急いでいる。
これに対して危機感を募らせているのが東京証券取引所。昨年来のシステム不調を改善するため今年の5月中に注文件数の処理能力を900万件から1200万件に増強する。
しかしながら昨年以来、急激に増えたネット取引がどこまで拡大するか予測がつかず、場合いによっては更なる増強を迫られる。当面、この攻防が焦点となるであろう。東証ちゃん、本当にお疲れちゃん。
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