中小企業憲章の出番2005年12月19日 18:00

 最近の新聞記事より、気になった記事をご紹介。日経新聞12月19日

 一つは日本の総合国力を引き上げるには次の二つを国家戦略とし、それを同時に進めなければならないという内容。 
 1)少子化抑制戦略(危機的な人口減少に歯止めをかける)
  ①主に若年層の失業率を抑えるなどの雇用環境を改善する。
  ②女性の社会進出が進むことによる子育てへの費用負担を軽減する。
  ③日本の雇用システムや社会環境を変え子育ての環境を整備する。
 2)人口減少適応戦略(人口減少に適応した社会を築く)
  ①個人の能力を育成し最大限に生かしていく。
  ②年齢層に中立的な社会保障・財政システムを築く。
 詳細な内容については次回からおいおい述べるらしい、楽しみである。

 もう一つは別の欄で日経CSR(企業の社会的責任)シンポジュウムの基調講演「育てる経営」の中で東大、高橋伸夫教授が述べられている「若者に必要なのは金でも客観的評価でもない。必要なのは、われを忘れて夢中になれる仕事であり、自分が成長しているという手ごたえ、仕事の達成感である。」だ。

 今の若者、ただクールなだけではないようだ。派遣社員では誰も育てようとはしない。正社員として雇ってこそはじめて周りが育てていく、そのためには雇用環境の整備を含め、雇用の大部分を担う中小企業がもっと活性化しなければならない。
 いよいよ「中小企業憲章」の出番である。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://iwachan.asablo.jp/blog/2005/12/19/182617/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。