宝石のお話(2)2005年12月13日 01:44

 皆さんお元気ですか。
 正月まで残り19日、クリスマスまで残り12日、冬至まで残り9日。

 それでは本日、宝石のお話し2回目。
 宝石はそのまれなる美しさと硬くて壊れにくい普遍でない物としてまたその希少性からこの世のものではないもの、それ自体で魔力を秘めているものと信じられていた。
 古代バビロニアにおいて、その魔力と天体の神の力が結びつけられた。
 7つの天体にはそれぞれの神が宿る。その天体を象徴する色彩を持つ宝石・貴石を身につける事によりその神の力を得ることが出来ると信じた。
 超オカルト的。でも昔の人は真剣に信じていた。
 特に、呪術師や聖職者は後に権力者も。

 天体を通じて神の力をもたらすといわれた宝石は

 ★天体と宝石★

  太陽:ダイヤモンド、ルビー、トパーズ、アンバー(琥珀)、カーネリアン、サンストーン、タイガーズアイ(虎目石)、クリスタル

   月:ムーンストーン、アクアマリン、サファイア、カルセドニー(乳白色、水色)、クリスタル、パール(真珠)

  火星:ルビー、ガーネット、ブラッドストーン、サードオニックス、カーネリアン、インカローズ(ロードクロサイト)、ロードナイト(ばら輝石)、トルマリン(赤、ウォーターメロン)、サンゴ

  水星:トパーズ、シトリン(黄水晶)、アゲート(めのう)、黄サファイア

  木星:アメシスト(紫水晶)、スギライト、ターコイス(トルコ石)、トパーズ

  金星:エメラルド、ジェード(ひすい)、マラカイト(孔雀石)、ベリドット、クリソプレース、インドひすい(グリーン・アベンチュリン)、青サファイア、ターコイス(トルコ石)、ラピスラズリ、アジュライト、アジュルマラカイト、:(愛の女神を象徴してピンク系)ローズクォーツ、モルガナイト

  土星:オニックス、オプシディアン(黒曜石)、クリスタル(トルマリン入り)、スモーキークォーツ(煙水晶、茶水晶)、黒水晶

 占星術の始めにおいては古代バビロニア人は春分の日を起点に太陽の一年の軌跡(黄道)を12に分割し、目安となる付近の星をまとめ星座を作った。この太陽を含む特定の星座と月および5つの惑星との位置関係を読むことで天の意志(戦争の勝利、疫病、水害、豊作)を予測できると考えた。
 12の星座は7つの星との対応がなされ7つの星はそれぞれの星座の守護星となった。

 ★守護星と星座★

  太陽:しし座
   月:かに座
  火星:おひつじ座、さそり座
  水星:ふたご座、おとめ座
  木星:いて座、うお座
  金星:おうし座、てんびん座
  土星:やぎ座、みずがめ座

 古代バビロニアの関係から言えば、自分の星座からその守護星を見つけそれに対応する宝石が自分の守護石(お守り)となる。
 ちなみに私はみずがめ座なので守護星は土星、守護石はオニックス、煙水晶、ダイヤモンド、クリスタル(水晶)等となる。
 (ダイヤモンドやクリスタルなど中に虹(七色)を持つ宝石はすべての天体の力を持つといわれている。)

 現在使われている誕生石についてのお話しは次の機会に。それでは。