死の連鎖その22006年11月15日 00:16

 あぁ~!またまた自殺ですか!悲しぃ~ね!最近の自殺だけ挙げても愛媛県今治の12歳男子、北海道滝川市の12歳女子、福岡県築前町の13歳男子、岐阜県瑞浪市の14歳女子、そして大阪府富田林市の12歳女子と埼玉県本庄市の14歳男子。その上文科相宛に何通もの自殺予告手紙が届いている。私の住んでいる町の近くでは校長も自殺した。
 今日読んだあるスポーツ新聞に和田アキ子さんがコメントを出していたが。「先生ばかり責めず親がもっとしっかりしなければ」や「親が死について子供に教育しなければならない」と述べていた。そのとおりだ!新聞やテレビで親はさも学校や先生だけのせいのように責めているが一番大きなのは子供とコミュニケーションが取れなくなった親の責任だと思う。
 また自殺についてマスコミの責任も大きいと思う。先日TV番組で放映されていたがオーストリアのウィーンでは地下鉄の開業とともに地下鉄に飛び込む自殺が多く、それをマスコミが煽るものだからいよいよ増えてきた。そこでウィーンの精神医学界は、「自殺を誘発する一因がメディアの報道にもあるのでは?」と考え、報道のあり方をアドバイスする「ガイドライン」をまとめ、発表した。この中では、自殺を誘発する恐れのある表現として、「自殺者の名前」や「顔写真の掲載」、「自殺方法の詳細な記述」などを挙げ、こうした表現をできる限り押さえるよう、メディア側に求めた。メディア側は素直に受け入れ、このガイドラインの発表以降、ウィーンの地下鉄自殺は、半分以下に激減した。そればかりか、地下鉄以外の自殺者も大幅に減り、オーストリア国内の自殺率は、この20年でピーク時の65%にまで減少したそうです。
ウィーン自殺防止センター・シュタイン所長によると「遺書」の公開も、誘発要因の1つに挙げており、「問題はメディアで遺書が公開されることです。遺書の詳細な報道は、同じようなトラブルを抱える人にとっては、自殺しか解決方法がないという印象を与える恐れがあります」と述べている。
 また、ガイドラインでは、悩みを抱える人の相談に応じるサポート機関を紹介したり、自殺が精神治療によって十分解決できうるといった情報も、記事に加えるよう求めています。
 私はこのニュースを見てなるほどと納得しました。ブログとはいえ、名前や顔写真を他から手に入れても転記しない。自殺方法も記さないと決めました。また誰が読んでくれているか判りませんが、子供相談室の連絡先を二ヵ所ほど記しておきます。子供が子供の世界の出来事を大人にどこまで打ち明けるか、はなはだ疑問ですが?自己満足かもしれませんが、これを読まれた方!この連絡先を転記していきましょう!よろしくデス!親も社会も責任転嫁をしていくのではなく少しでも子供のためになるよう協力しあいましょう。
・チャイルドライン(18才までの子どもがかける電話)http://www.childline.or.jp/zenkoku.html (全国都道府県の「チャイルドライン」の連絡先が掲載されている)
・子ども110番(小学生から高校生が対象の電話相談)
https://www.dsn.co.jp/kodomo110/
東京:03(3470)0110、名古屋:052(962)0110