松岡大臣、自殺!2007年05月28日 16:02

 松岡利勝農相が28日、首つり自殺で死亡した。松岡大臣は自らの事務所の政治資金問題や、官製談合事件が告発された農水省所管の「緑資源機構」の関連団体からの献金問題で野党から追及され、世論からも批判を浴びており、それを苦にしたものと思われる。
 
 かつて病気や政争等で数人の議員が自殺している。近いところでは平成17年8月 自民党の永岡洋治衆院議員は自宅階段で首つり自殺をしているが、これは郵政問題における裏切り行為を責められたことによるとされているが「うつ」の症状もあったという。さらに遡ると平成13年1月 自民党の中島洋次郎元衆院議員が都内自宅で首つり自殺。当時、受託収賄罪など5つの罪で実刑判決を受け、最高裁に上告中だった。平成10年2月 日興証券に不正な利益提供(損失補てん)を求めたとして、国会への逮捕許諾請求が出ていた自民党の新井将敬衆院議員が、都内のホテルで首つり自殺。平成3年5月 病気を苦にしたとみられる理由で、自民党の名尾良孝参院議員が、議員宿舎から飛び降り自殺。昭和58年1月 旧社会党の松本幸男衆院議員が病気を苦にしたとされ自宅で首つり自殺。同年1月 自民党の中川一郎元農相が宿泊先のホテル浴室で首つり自殺。原因は不明とされるが、ソ連への内報者スキャンダル説や前年暮れに行われた総裁選をめぐる仲間の裏切りなど諸説がある。

 国会議員は利権の中枢にいるだけに各種スキャンダルに囲まれストレスが多い。またプライドや自己顕示欲が強いため、精神のバランスを崩しやすくうつ状態を引き起こしやすく自殺に走る人もでる。
 かつて東大卒のエリートに些細な挫折で自殺する者が多かったといわれている。プライドは大切と思うが命はもっと大切と思えるのだが。罪は罪として白日の下にして悔い改める。それこそ真のプライドでは?
 理由はどうであれお亡くなりになった松岡大臣にこころからお悔やみ申し上げます。合掌。