うまい話には裏がある2006年01月07日 11:25

 テレビ番組の島田検定でもやっていたが米証券取引委員会(SEC)では「ひっかけサイト」を開設している。その内容は高リターンを約束する投資会社のホームページに誘われて「投資する」をクリックすると、サイトが飛んだ先にはSECの警告マーク。「こんな話に乗るとあなたはだまされる!」。
 パターンは6つあってその内容は「株式公開間近。値上がり確実の有望企業に投資しませんか?」「年利240%、元本ほぼ確実。選ばれたあなただけにオフショア投資の機会」「知られざる世界最大規模のヘッジファンド。今回100人だけに門戸を開放」「浸水被害に強い会社。ハリケーン・カトリーヌ関連の復興事業を政府から受注」等々。
 詐欺に対する最大の防御は教育であるが、地道な教育だけでは高度化する金融詐欺の現実についていけないとショック療法の目的で開設されたもの。(日経新聞05.12.25)
 日本においても株の電子取引が年々活発になってきている。今後この種の問題が多発するかも。うまい話には裏がある。今からご用心、ご用心。