お人好しな国・日本2007年02月11日 18:25

 先日焼き鳥屋さんにいったとき、何気に雑誌を読んでいたら、「宝島」が目についた。若者向けの週刊誌か月刊誌だろうと手に取ったがなかなか中味が濃い。これを種にブログが書けるなと思い店の方に分けてくれるように交渉したところ、お客さんの忘れ物だし古いから持っていっても良いとのこと、やった!思いもかけない宝物を手に入れました。
 06年10月号で内容的には古いのですが五木寛之氏や櫻井よしこ女史などのコラムが目を惹いた。おいおい載せていくとして、まずは櫻井よしこ女史。
 「侵略と弾圧の中国」というタイトルで記事が掲載されていたが。中国の本質は「軍事力をベースにして、領土を拡大させる国」としている。政治力も経済力もその基本は軍事力にあり、1949年の建国以来侵略と弾圧の歴史を繰り返していると。
 1950年には「チベットの帝国主義国家からの開放」の名の下に人口600万人、国土も日本の陸地面積の約3倍にあたる国を実効支配下に置き、1955年に起こったチベットの反中運動であるチベット動乱では10万人ものインテリ層を弾圧したとされている。
 また、海洋領土として中国本土からはるかに遠い、南シナ海の西沙諸島(ベトナム)を占領し、南沙諸島(ベトナム)をも実効支配している。そして次に狙っているのが日本の尖閣列島という訳だ。中には沖縄も中国の領土だという意見もあるという。先日の調査船もその一環とすれば由々しき問題と言わなければならない。
 武力を背景に日本の隙を狙っている国を心から信用することは出来ないが、実際問題として巨大市場としてもはや無視出来なくなっている。でも櫻井女史がいうように「商売しても国を売るな!」である。これは売ってはならない技術や情報は決して売ってはいけないということである。昨今では自衛隊員が国家機密を中国に横流ししているとの報道も増えているし、新幹線の技術もすでに渡っているようだし。本当にこれでいいのかと気をもむばかりである。
今年、中国の首脳が来日するとの事で喜んでいる政府の要人が多いようだが、中国の要人がわざわざ来るということはそれだけの見返り(日本の技術力)を求めてくると考えたほうが良いと思う。中国は友好という表面だけの甘い考えが通用する国ではなく、おいしいところを吸収しさえすれば日本に譲歩する必要はなくなり後は軍事的に主権を侵すだけだと思う。(尖閣列島の実効支配など)
 もっと日本もシビアにならなければいつまでもお人好しでは日本自体の存在が無くなる。
 これは、対中国だけでなくロシア(北方領土問題)、韓国(竹島問題)、北朝鮮にもいえる。
 日本よ頑なになる必要はないがもっと毅然とした態度で外国とのぞめ!