CD36の誘惑2007年02月20日 01:14

 サンプラザ中野氏が「宝島」のエッセイの中で面白いことを言っている「推測するに原始のヒトは飢え=死から逃れるために身体にアブラを蓄えようとした。皮下脂肪だ。・・・・・・アブラを身体に蓄えることは至上命令になった。だから人間は脂身が好きなのだ。ちなみにアブラには味がない。では何故ヒトはそれを好むのか?・・・・人はアブラを舌の上に乗せたとたんに快感を感じるのである。舌の組織CD36がアブラを感知すると瞬間的に脳内でベータエンドルフィンが放出されるのだ。これが快感を引き起こすのである。だから人は霜降りの肉が大好きなのである。そして皮下脂肪を蓄え、肥満化していく。」
 要するに人は飢餓状態に耐えるために皮下脂肪を蓄える必要があった。そこでおいしくもない脂肪を食べるために感覚が発達してきたと。これからすると舌が馬鹿になると脂肪を取り過ぎなくても良くなるかもしれない。
 ちなみに私は肥満を気にして、肉は少量しかとらないしたまにたくさん食べたくなる時はジンギスカンを食べることにしている。
 安い肉でも筋きりをこまめにやり、それを良質の油に漬け込んで焼くと高級な肉に感じると聞いたことがあるがそれも肉の柔らかな食感と良質な油の味の複合技と思えば納得できる。一度実験でもしてみるかな。いやいや実験でも油は油、肥満には大敵、食べてはいかんいかん、あ・ぶ・ら・いとこだった!?