松本被告,死刑確定2006年09月16日 00:07

 とうとう松本被告の死刑が確定したね。最高裁が東京高裁の控訴棄却決定を支持し、被告側の特別抗告を棄却する決定を出したため。地下鉄サリン事件発生から約11年、96年4月の初公判から10年余、長かったねぇ~!特別抗告審では、東京地裁の死刑判決の是非が争われた訳ではなく。次の3点が争点になった。1、松本被告の訴訟能力の有無。2、弁護側の控訴趣意書の提出遅れが刑事訴訟規則で容認される「やむを得ない事情」にあたるかどうか。3、提出遅れという弁護活動の不備による不利益を被告に負わせることの可否。結局1、については被告に訴訟能力があるとした高裁決定を「正当として是認できる」と判断した。2、については弁護団が趣意書を作成しながら、高裁による再三の提出勧告に対し「精神鑑定の方法に問題がある」などとして提出しなかった経緯を「やむを得ない事情があるとは到底認められない」としたうえ「弁護人が被告と意思疎通できないことは、提出遅延を正当化する理由にならない」と判断した。3、については「被告自ら弁護人と意思疎通を図ろうとしなかったことが、裁判を打ち切るような事態に至った大きな原因。責任は弁護人だけでなく被告にもある」と批判し「高裁決定を揺るがすような事情を見いだすことはできない」と結論付けた。
これで地下鉄サリンなど13の事件で戦後最多となる計26人の殺害と1人の監禁致死など、全事件を「オウム真理教教祖」・松本智津夫(麻原彰晃)被告(51)の指示と認定した1審の死刑(東京高裁決定)が確定した。
(松本死刑囚は17事件で起訴されたが、審理迅速化のため検察側は薬物密造など4事件の起訴を取り消し、地下鉄、松本両サリン事件の負傷者3920人を起訴事実から外した。1審では「弟子が事件を起こした」と、ほぼすべての事件で無罪を主張。東京地裁は04年2月「空想虚言に基づいて多数の生命を奪った犯罪は愚かであさましく、極限の非難に値する」と死刑を言い渡していた。)
 これで暗い事件に一つの区切りがついたね。思想とはかくも恐ろしい、それを世界ではイスラム教過激派が行なっている・・・・・・・。
 それと私的には残念ですがカウンターをはずしました。無料なので文句は言えませんが最近良く故障するし、開くのが遅くなったとの苦情も聞こえだしたもので。5ヶ月強で6千件大体月に一千件ってとこですかね。日に平均30件はまずまずでしょう。