いじめ自殺2800万円2007年09月07日 00:58

 文部科学省はいじめや体罰が原因ならば、自殺場所がどこであっても見舞金を支給することに災害共済給付制度の支給基準を変更した。
 これにより福岡県筑前町で昨年10月にいじめを苦に自宅で自殺した中学2年森啓祐君(当時13)の遺族に、災害共済給付制度の死亡見舞金2800万円が支給されることになった。
 新基準は過去2年間の事例にさかのぼって適用されるため、申請は増える見通しという。
 子供の自殺は学校内のいじめ(先生・生徒)が原因だけでなく親の過剰期待(成績)やしつけ?(DV)、塾や近所の子供のいじめ、本人の精神状態(激情しやすさ、落ち込みやすさ、自信喪失、失恋、小児うつ)など複雑な要因が絡んで起こる。
 原因究明もはっきりしていないのに生徒の自殺ということで過敏に反応しすぎているのではないだろうか?安易にお金で済ませようとする姿勢は将来に禍根を残すのでは?
 理由は色々有るが毎年3万人近くの人が自殺している。しかしその遺族の多くに公的救済がなされたとは聞いていない。決して今回の決定に反対するつもりはないがもっと救わなければいけない人たちがいるのではないだろうか?
 筋違いかもしれないが犯罪被害給付制度(犯罪に巻き込まれて死亡や後遺障害などを被った人への救済)の死亡時の遺族への給付金は1573万円~320万円(本人の落ち度で減額される)に過ぎない。