ナンテンの話(2)2008年11月19日 16:33

この南天、庭先に植えられ
今時分、枝の先端に赤い
丸い実をつける

正月花としても用いられる

もともとは中国原産の植物で
名前も漢名の「南天燭」の略
実がロウソクの炎のように
見えたのかもしれない

九州や四国などの野山にも
自生しているが
恐らく栽培種が
野生化したもの

昔、南天は生薬として
用いられたとかで
(乾燥薬ではなかった様だ)
実は「南天実」(なんてんじつ)
で咳止めに

葉は「南天葉」(なんてんよう)
で健胃、解熱などにきく
わずかに猛毒の青酸水素を含み
防腐剤代わりになる
良く赤飯の飾りとされている
これも先人の知恵

ただ多量に取ると知覚や
体が麻痺する
素人療法はケガの素

この南天を使った
のど飴がある。