東国原知事徴兵制騒動2007年11月30日 00:19

 東国原宮崎県知事の徴兵制容認発言が物議をかもしだしている。その騒ぎに本人は徴兵制を容認しているわけではなく、例えが悪かっただけで自衛隊のような規律のある組織の中で1~2年心身を鍛えなければ、若者の道徳観などが崩壊してしまうという危惧からだと弁明している。
 確かにその傾向があるようにみえる。韓国と日本の若者を較べると道徳観や責任感は韓国の方が上のような気がする。(あくまで主観ですが。)韓国には徴兵制があり、成年になると原則全員軍隊に入らなければいけない。それがどこまで作用しているかは明らかでないが、一因のような気がする。
 また、国家がその主権を守るためには軍隊が不可欠ではないだろうか?永世中立国といわれるスイスでさえ、その中立を守るために陸、空、水(海が無いので海ではなく水)軍からなる強力な軍隊を持ち、徴兵制が敷かれている。
 日本も米国の傘から出てスイスように自立しようとすれば軍備強化ということでアジア諸国から敬遠され孤立してしまう。またかつての軍国主義復活のきっかけになっても困る。
 いま日本に本当に主権はあるのかといえば残念ながらという気もする。表だって軍隊を持てない日本としては、主権を主張して生きるよりは、米国の庇護のもとで繁栄を享受するしかないのかもしれない。
 脱線したが、徴兵制ほど効果があるかは別として一定期間、集団で礼儀を強制される制度を作ることには私も賛成である。