お腹の中が花より男子2007年03月19日 01:26

 今日、ビデオで録画してあった「花より男子パート2」を見ながらつくしの卵とじとワカメの酢めかぶ和え(ワカメにめかぶを刻んで酢味噌和えにしたものをかけたもの)を食べ、桜餅をお茶請けにお薄を飲んだ。(桜餅は紅で染めてなくその代わりに桜の花の塩漬けが乗っていた)
 ところで桜餅とはいつ出来たものかと調べてみたら、1717年(享保2年)に山本新六さん(山本屋初代)という人が隅田川の桜の葉を集め塩漬けにしたものを使って考案したものが最初と言われている。向島の長命寺の門前で売ったことより「長命寺」とも呼ばれている。
 また桜餅は関東と関西では形状や原料が異なる。関東では小麦粉(昔は葛粉やうるち米が使われていたという)で作られた薄皮にこし餡をはさんだワッフル状なものが主流ですが関西では餡を糒(ほしい)でくるんだ俵型が主流です。この糒とは戦国時代では携帯食で細かく砕いたもち米を蒸して乾燥させたもの。この糒は菅原道真公とその伯母・覚寿尼(かくじゅに)公を御祭神とする大阪・南河内の「道明寺天満宮」に由来し、今から千年以上も昔、覚寿尼公が道明寺にて御飯を乾燥させたものが有名になり、「道明寺糒(ほしいい)」といわれる。これより純粋の糯米(もちごめ)を2日間水に浸し、蒸した後10日間ほど乾燥させ、さらに20日間白天火で干したものを石臼にかけ適当な粒に粗挽きしたものを道明寺粉あるいは道明寺と呼んでいる。これにちなんで桜餅を「道明寺」とも呼ぶ。
 桜の葉っぱにも秘密があり、あの独特の風味を出すには「クマリン」という香りの成分が必要でそれは塩漬けでないとでないらしい。また葉の綺麗な色も「オオシマザクラ」が最高でほとんどが伊豆で生産されており特に西伊豆の松崎町が有名だそうだ。

 後で思いついたが今日は偶然にもお腹の中が「花より男子」になっていた。「道明寺(桜餅)」と「つくし」を食べた。