地震・台風、天の警告?2008年05月15日 23:48

 中国がようやく日本の人道支援を受け入れた。色々問題があるでしょうがもっと早く受入れたらと思う。しかし日本もかつて阪神淡路大震災のときボランティアを神戸市は体制が整っていないからと断った前歴がある。日頃から準備していないと命令系統や受入れ体制が整わず後手後手に回ってしまう。残念なことである。
 中国では約2万人の方が亡くなり、まだ3万人近くの方が行方不明や生き埋めになっている。最終的には5万人の死者になるもようと発表された。
 一方ミャンマーでは軍事政権が外国の救援を拒否し、最近タイからの医師団のみを受け入れた。ここでの死者は4万人近く、行方不明者も3万人近くになる。国連の推定では合計6万人から10万人になるという。以前ブログで書いた32万人に較べればかなり減ったがそれでも中国の被害よりも大きい。サイクロンが巨大だったせいもあるが、大きな原因は海岸近くのマングローブの林が伐採され、高波等に対する抵抗が減ったためともいわれている。
 中国の被害も古い家は別として学校などの公共の建物に大きな被害が出ている。中国では何をするにも賄賂が必要で公共事業は手抜きしないと利益が出ない構造になっているらしい。これも立派な人災だ!
 地震や台風など自然現象はやむを得ないといいながらその被害を拡大しているのはどうも人間らしい。もっと自然に対して謙虚でなければ!これは天の警告なのだろうか?