野草それとも雑草?2008年04月29日 01:12

 最近、庭の草むしりをして花と野菜の苗を植えたが、よくよく眺めてみると野草の宝庫でもあった。今幅を利かしているのがウラジロチチコグサとカラスノエンドウ、宵待草(ヨイマチグサ)、それに荻(オギ)の一種と思えるイネ科の草(オギにしては小型と思えるが)。他にもハコベや母子草、西洋タンポポ、ノゲシなどが生えている。今まで気になっていたが名前の判らなかった花がマツバウンラン、ひょろっとした茎に小さな紫のかわいい花をつける。北アメリカから渡ってきた外来種とのこと。
宵待草は範囲を決めて自生させているが放っておくとどんどん広がる。夕方から黄色い可憐な花が開く。これはチリからの外来種。俗に月見草というのはこれより大輪の花が咲く大待宵草のこと。宵待草は正確には待宵草。これは竹久夢二が「まてどくらせど こぬひとを 宵待草の やるせなさ こよひは月も 出ぬさうな」と間違って使ったのがそのまま広まったもの。私は夢二が好きなのであえて宵待草と呼ぶことにしている。
 雑草ではなく野草として宵待草とマツバウンランは保護していくつもり。他の野草はごめんなさい!そのままにしておきたいけれどきりがない。雑草扱いとさせていただきます。