光市母子殺害犯に死刑2008年04月22日 12:36

 山口県光市の母子殺害事件で殺人や強姦致死などの罪に問われていた犯行当時18歳だった少年に死刑の判決が出た。
 弁護側は最高裁に上告する予定だが、今回の判決は最高裁からの差し戻しによるもの、死刑は確定的なものになった。
 事件発生から9年、実に長い年月が経っている。それだけ人の命は重たいというのだろうが加害者の人権ばかりが擁護され被害者の人権が軽んじられていた感は否めなかった。
 これで少なくとも私は正義が行われたというよりは被害者の人権が重視されたと考えている。
 昔、ドラマなどで「俺は未成年なので、人を殺しても何年かで出てこられる」とうそぶくセリフが良く使われていたし、事実暴力団がらみの事件で未成年が刺客として使われたという記事も何回か見た。
 事件の低年齢化が多々生じている昨今では、抑制の意味も含めて未成年への極刑は当然かもしれない。しかし、いやな世の中になったものだ。