アフリカは人類の故郷2007年07月25日 00:13

 先日佐賀大チームと英国ケンブリッジ大が共同研究で世界の105民族の骸骨標本の分析から、現代人の共通の祖先はアフリカで生まれて世界に広がったとする研究成果を発表した。
 ミトコンドリアのDNAの研究によりアフリカの単一起源説が有力であったが、それを頭骨という身体データで裏付けることとなった。
 私もかつて大阪医科大学の松本先生の血液型Gm遺伝子よる人類の分類に興味をもち、アフリカのデータを頂いたことがあるが、アフリカ人のGm遺伝子にはアジア人やヨーロッパ人になく、ゴリラなど猿類がもつ古いGm遺伝子をもつことより、少なくともアフリカには猿類に近い人類すなわち祖先に近い人類が延々と生き続けてきたとは思っていたが。
 これでいよいよ人類はアフリカで生まれたことが濃厚になった。アフリカ人のGm遺伝子についてのお話はいずれ機会があれば。