人類滅亡の兆し!??2007年02月04日 17:55

 国連の「気候変動に関する政府間パネル」によれば21世紀末の地球の平均気温が20世紀末に比べ最大6.4℃上昇し海面も最大で59cm上昇すると発表された。これによると日本では台風が強力になるとともに集中豪雨が増加する恐れがある。カナダやシベリアでは永久凍土が溶け、北極海では夏には海氷がなくなり、グリーンランドでは氷床が減少、南極でも海氷が減少する。また地中海やカリブ海では降水量が減少し、地中海や米国西部、東南部および西ヨーロッパでは熱波が増加、ブラジルや南アフリカ、南ヨーロッパ、米国西部、中米では乾燥日が増加することになるという。
 またもし全ての氷が解けるとすると海面が7mも上昇し、水没する地域も増えることになるし、CO2の量が増えると海水が酸性となりCO2を吸収していたサンゴも死に絶えいよいよ温暖化を防ぐことも出来ない負の連鎖が加速するといわれている。
 これを受けて先進国に温暖化ガス削減を義務づけた京都議定書の期限が切れる2012年以降をにらみフランスを中心とした枠組みが練られている。京都議定書には不参加の米国も柔軟になってきているので是非米国や今まで発展途上国とされて参加対象でなかった中国、ブラジル、インドを含めた議定書を作ってもらいたいものだ。これ以上温暖化が進めば地球環境に取り返しのつかないダメージを与え、それによって人類にも多大な悪影響を及ぼす。各国とも自国のエゴだけを主張せずに積極的に参加して欲しいものだ。そうしなければ地球が人類が滅びてしまう。