COOL JAPAN2006年11月02日 00:00

 今、「COOL JAPAN」というキーワードが世界中を飛び交っているらしい。私もNHK総合テレビの「COOL JAPAN スペシャル」の再放送を見て知った訳だが。
 「COOL JAPAN」は「カッコイイ日本」と訳すらしい。ファッションやアニメ、建築、料理など、私たちが当たり前と思ってきた日本の様々な文化が外国の人たちにとって格好いいものとして受け入れられ流行しているそうだ。
私が見た番組ではフランスの「MANGA EXPO 2006」会場でNHKの番組公開収録が行なわれていた。その会場にはマンガの出版社やDVDの作成会社など数十社が出展しており、イベントとしても着物の着付けやレスリング、ファツションショー、コスプレ大会などが行なわれていた。またメイド喫茶も開かれていた。2日間にわたり開かれ、入場者数は推定7000人ほどだったらしい。
 この中で、鴻上尚史さん(劇作家・演出家)とリサ・ステッグマイヤーさんを座長として公開座談会が開かれていた。テーマは衣・食・住に別れ、まず衣についてはコスプレファッションなどが出来る日本は自由でうらやましいとの意見が出ていた。フランスでは斬新なファッヨンは周りから白眼視され出来ないらしい、意外だった。日本でも白眼視まではしないものの、どうだかねと思っているのにね。面白いのはじか足袋や軍足が「KAWAII・かわいい」(MIGNОN・仏語でかわいい)と日本語で言われていることです。他にもランドセルが「KAWAII」といわれていました。食についてはやはり鮨ですが面白いことに回転鮨のほうが人気らしく、その回ることがCOOLらしい。住については畳、襖、障子がCOOLらしい、日本でも和室は少なくなっているというのに。畳ベッドの上に布団を敷いて寝るのが健康的でもありCOOLらしい。また室内では七割以上の人が靴を脱ぎだしたらしい、それのほうが健康的だと。日本のマンガについても最初弱い主人公が徐々に強くなるなど成長していくので感情移入が起こると評価していた。だからCOOLだと。またマンガはお茶やお花に比べて費用のかからない日本の大衆文化だとも。こうしてみると日本の文化もまんざら捨てたものではないというより自慢しても良い。
 番組の終わりでクールなものとして「洗浄機付き便座(コンピュータトイレ)」が紹介されていた(マドンナも愛用しているとのこと)。ホームページを調べてみると、クールな音として「焼き芋の売り声」、クールな旅として「駅弁」、クールな制服として「ニッカ・ポッカ」(もともと鳶職さんたちの作業服、東京都内の作業服専門店は、英語版の東京ガイドで、ファッショナブルな店として紹介され、毎日のように観光客がニッカ・ボッカを買いに来るのだとか。)、クールな結婚として「合コン」(気軽にパートナーを見つけることのできる機会は、とても素晴らしいとの評価)そしてクールなグルメは「オムライス」(フランス料理と日本料理の麗しいコラボレーション。)他にもクールなものとして時刻どおりに発着する「電車」、機能的な「カプセルホテル」、小分けできる「収納ケース」そしてその原点として「幕の内弁当」(栄養があり、小分けされているので見た目もきれい)があると。
 今日のお昼は「幕の内弁当」で決まりだね!?