虹の色はどんな色?2006年06月23日 03:24

 先日、虹の七色は何色の質問を受けたが、はっきりと答えられなかった。正解は外から赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。しかしながら虹の色や数は国や時代により大きく異なり、イギリス、アメリカなどでは民間では藍を除く六色、学術的には七色といわれている。(ニュートンは、虹の色を確かめるために、プリズムを用いた。暗室において太陽光線を分光し、赤、黄、緑、青、菫(すみれ)の五色にオレンジとインジゴを加えて七色とした。)ドイツやフランスでは五色が中心。日本でも古くは五色で、沖縄地方では二色(赤、黒または赤、青)とされていた。
 日本の子供達は虹といえば七色の絵を描きますが、アメリカの子供達はどこへ行っても6色の虹を描くそうです。
 色の覚え方は色々あるみたいですが私が気にいったのは「知らせろ男」です。内側から紫(し)、藍(らん)、青(せい)、緑(ろく)、黄(おう)、橙(とう)、赤(紅・こう)です。少し漢字力が要りますね。アメリカ版では「Read Out Your Good Book in Verse」
(良い詩の本を朗読しよう・・かな?)これは外側からRed 、Orange、 Yellow 、Green、 Blue 、Indigo 、Violetの順です。
 ところで、不思議なのは光の分光であるならば光の三原色と関係が強いと考えていたけれどそうでもないんですね。光の三原色とは赤、青、緑その中間色として黄、マゼンタ、シアン。マゼンタを紫色として捉えてもオレンジとインジゴが無いし、シアンが余る。
 ある資料によると光の三原色とは赤、緑、青紫で中間色は赤紫、青、黄とのこと。これであれば青紫が藍で赤紫を紫とすればオレンジ色以外は皆現れることになる。意外とオレンジ色は太陽光そのものだったりして?
 ついでに色の三原色についてもかつては赤、青、黄と思っていたが最近ではマゼンタ、シアン、黄の三色になっているようだ。そういえばプリンターのインクもこの三色になっている。ちなみに黒があるのは理論と異なり三色を混合しても暗い灰色にしかならず黒にならないからだそうです。色一つにしても知らないことが多く、知っていても知らない間に、変わることもあるものだ。知識は常に新鮮でなければならない。やはり、一生勉強だ!