ソイビィーンズラッシュ2006年05月20日 14:47

 某テレビ番組によると、今、ブラジルではゴールドラッシュならぬソイビィーンズラッシュ(大豆による一攫千金)に沸いている。今までの大豆大国アメリカや中国に変わって首位の座に迫りつつある。アマゾンの広大なジャングルを切り開き大豆畑が急速に広がっている。昨年2553万トンは世界の生産量の約4割、これが今年には倍増されそうだ。いままでブラジルの大豆といえばアメリカの穀物メジャーと呼ばれる4社で七割と寡占状態だった。ここにかって世界最大の供給国でありながら最近の国内需要の急速な拡大で輸入の必要性が切迫してきた中国と穀物メジャーからの安定供給に危険信号が点ってきた日本が加わって争奪合戦を繰り広げている。特に日本では大豆の97%を輸入に頼っておりこの結果いかんでは大豆の値が大きく変わってくる可能性が強い。このことより日本は大豆の自給率をもっと高めるべきだと思う。またブラジルでは大豆の生産拡大は世界の食料難に寄与してすばらしいことだと考えられているようだ。ただこれにより温暖化防止に役立ってきた多くの木々が伐採されているのも事実である。食糧生産という名のもとの自然破壊も世界規模での自然環境保全との兼ね合いをとっていかなければ将来に大きな禍根を残すのではないだろうか。あぁー、それにしても味噌や納豆の運命はいかに!?